2008年を振り返って

 今年は激動の1年でした。そして今も続いています。巷では来るべき新年が、明るい展望が持ちにくい一年になるのではないか、との暗い予測すら一般的になっています。
 人の心が移り変わるのは世の常とは言いながら、戦後半世紀以上を経過して、お互いを思い遣る気持ちを忘れてしまった日本人の姿が見えてきました。つまり日本を代表するトヨタ自動車が、「トヨタ銀行」といわれ14兆円以上と言われる内部留保金を蓄積しながら、僅かな赤字決算を口実に、長い間会社に貢献した多数の非正規従業員を路頭に迷わせたことで窺える心の余裕のなさを指します。もちろん企業である以上赤字で良いわけはありませんが、働いている人間はロボットではないので、企業はその衣食住に対して、最低限の社会的責任があるはずなのです。それは、正規非正規の区別に関わりなく考えられるべきものな筈ですが、トヨタ・キャノンなどで拙速な「首切り」を行った結果、国内の主要企業が追随したという点で、社会的責任を放棄したと言われても仕方がないと思うのです。
企業は資本蓄積を厚くするために、租税特別措置法を始めとする優遇税制により、国から支援されているのですから、社会的責任を果たすのは義務というべきものだと思います。それを果たさない企業には、行政サイドでペナルティを課してしかるべきではないでしょうか。今回の危機的雇用状況に対して国が無策なときに、大分県臼杵市始め自治体が、緊急に雇用や住宅確保に動き出したことは、行政が機能していることを感じさせ、一筋の光明に見えます。国が国なら企業も企業、後は自治体が頑張るしかないという構図が見えてきませんか。来年は自治体の活躍に期待しましょう。
 本年は、ご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。中西アセットコンサルティングの本年中の営業は12月30日まで行います。新年は、1月5日から営業いたしますので相変わらずのご用命をお待ち申し上げます。なお、休業中の御用向きにつきましては、留守番電話またはメールにてご連絡いただければ幸と存じます。

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